俳優の唐沢寿明さんと1995年12月に結婚され、おしどり夫婦と言われてますが、2人の間に子供はいません。
その理由は、山口智子さんの悲惨な生い立ちに深く関わっています。
幼少の頃から家業のため、夢を考えることすら許されませんでした。
そんな山口智子さんの悲惨な生い立ちを見ていきましょう。
山口智子の生い立ちが子供を持たない理由・生まれた頃
山口智子さんんが生まれた頃は家族で一緒に暮らしていました。
・父親
・母親
・妹(山口智子さんの3歳下)
・祖母
父親はフラフラと自由に生きるタイプで気ままな性格だったそうです。
山口智子の生い立ちが子供を持たない理由・両親の離婚
山口智子は母親と妹と絶縁
山口智子さんが小学校1年生の時に両親が離婚
山口智子さんは父親に引き取られ、母親と妹は家を出ていきました。
この時から母親と妹とは絶縁状態になってしまいます。
親の離婚でも、絶縁になるパターンはあまりないですと思いますが、山口智子さんの家庭ではそうなってます。
小学3年生にとってはかなりキツい状態ですよね。
山口智子が女将修行
父親と祖母が女将をする老舗旅館で3人の生活が始まりますが、山口智子さんは幼少期からこの家業を継いで女将になるよう言われ続けるのです。
この旅館は栃木市にある創業120年の老舗旅館「ホテル鯉保(こいやす)」。(現在は廃業)
両親が離婚をし、妹がいなくなってからは跡継ぎは山口智子さんだけ。
一人娘の私は家業を継いで旅館の女将になるという道が定められていた。
FRAU
小学生の頃から、週末には宴会の配膳を手伝い始めます。
女将修行をさせられていたんですね。
子供の頃の夜ご飯は家業の旅館から出前が届き、いつも1人だけでの食事でした。
家が商売をしていたので、子供の頃の夜ご飯はいつも一人。家業の店から毎晩出前が届く。一年のうち300日はハンバーグ定食で65日はヒレカツ定食。だから今でも一番癒やされる食べ物はヒレカツと洋食屋さんのハンバーグ(笑)。
FRAU
家族で食卓を囲む、という家庭ではなく、出前ばかりでは家庭の暖かさを感じ取りづらかったかもしれません。
山口智子の生い立ちが子供を持たない理由・中学時代
家業の旅館を継ぐことが私の使命
と思って家族の期待に応えようと頑張っていた山口智子さんですが、犠牲も多く辛かったものでした。
中学入学後は祖母から旅館の手伝いを優先して週末の部活動(陸上部)は休むよう言われたそうです。
休日に友達と遊んだりということもできなかったのではないでしょうか。
そんな中、山口智子さんは生徒会長をされてました。
中学の頃から人気者だったようですね。
山口智子の生い立ちが子供を持たない理由・高校時代
高校生になっても、週末は家業の旅館の手伝いをされていた山口智子さんですが、
家族の期待に応えたい
と、いう思いの一方で
本当にそれが自分の進む道なのか
と、心を決められない葛藤がずっとありました。
祖母は一人娘で家業を継ぎ女将になることが定められ、旅館を1人で切り盛りする祖母の苦労を見てきた山口智子さん。
山口智子さんは大学進学も、女将業には不要だと許してもらえません。
親は現場での実践修業が大切だから、大学に進学する必要はないという考えでした。
朝日新聞デジタル
受験が許されなかったので受験せずに進学できる『推薦入学』という方法を見つけ
2年経ったら帰ってくるから
と、親を説き伏せて東京の短大へ進学することができました。
家業、血筋に縛られていた山口智子さんは家業のために自己犠牲する祖母の生き方に疑問を抱き、こう考えています。
家や宿命に縛られることなく後悔しない人生を自分自身で選びたい
幼少期から家業の旅館を継いで女将になることしか許してもらえず、山口智子さん自身も夢を考えることすらできませんでした。
でも、心のどこかで自分の人生を見つけるチャンスを強く求めていたのだと思う、とインタビューで話してます。
やっとで自分の人生に疑問を持ち自分の人生を進んでみよう、と考えられるようになってます。
山口智子の生い立ちが子供を持たない理由・短大時代
初めて自由をつかんだ山口智子さんは女子寮に入り、新しいことを始めたい、と考えます。
声をかけられ、モデルの仕事を始めました。
それからは学業と仕事の両立、2年経ったら帰る、と約束してましたが卒業後も
モデルは社会勉強のため、一時的なものだから
と、親と祖母を誤魔化し、なんとか家に帰らず、家業を継がずに済む方法を必死で探していました。
山口智子の生い立ちが子供を持たない理由・養子になる
山口智子さんが20歳の時、祖母の養子となります
いくら、家業のためとはいえ、祖母の養子とは、、、。
家業の呪縛にかかっていた山口智子さんは受け入れるしかなかったのでしょう。
山口智子の生い立ちが子供を持たない理由・結婚
NHKテレビ小説「純ちゃんの応援歌」で女優デビューを果たした山口智子さんの頑張る姿を見て祖母は山口智子さんが演技の道へ進むことを認めてくれます。
この「純ちゃんの応援歌」で共演した唐沢寿明さんと1995年にご結婚。
現在に至るわけですが、子供はいません。
もちろん、夫の唐沢寿明さんも子供を持たないという同じ考えなのでしょう。
山口智子さんは幼少期から家業の旅館の女将になることだけを言われ、それ以外を想像することすらできませんでした。
・旅館の家に生まれたため、将来は自分で選べず決められている
・両親は離婚し、母親と妹とは絶縁状態
・家業のために祖母の養子となる
このように、自分というものがない、家と家業に自分の人生を決められてしまう、という悲惨な生い立ちのため、子供を持たない、という選択になったのではないでしょうか。
私はずっと、子供を産んで育てる人生ではない、別の人生を望んでいました。今でも、一片の後悔もないです。人それぞれ、いろんな選択があっていいはず。もちろん、子供を持って初めてわかる感動もあると思います。実際に産んでみないとわからないことだと思うけれど。でも私は、自分の選択に微塵の後悔もないです。夫としっかり向き合って、二人の関係を築いていく人生は、本当に幸せです
FRAU
子どもを持たないことを決めた山口智子さんはとても幸せな人生を送ってらっしゃるそうです。
子供だけが全てではないですし、山口智子さんの選択とそれに賛同された夫の唐沢寿明さんは素敵なご夫婦ですね。
山口智子さんが自分で決めた人生を歩むことができてよかったですね。