2023年末で日本テレビを退社し、2024年1月16日に中丸雄一さんと結婚されたので退職理由は結婚の為、と思っている方は多いと思います。
同じ日本テレビアナウンサーの水卜麻美さんは2023年3月26日に俳優の中村倫也さんと結婚しましたが、退社せずに日本テレビの看板アナウンサーとして働いています。
なぜ笹崎里菜さんは退社を選んだのでしょう。
日本テレビを提訴、和解、入社しましたが、お互いにわだかまりはなかったのでしょうか?
笹崎里菜の退職理由[1]
笹崎里菜 裁判
笹崎里菜さんは大学4年生の時に裁判を起こしています。
その内容は、日本テレビのアナウンサー採用が内定した後、東京・銀座のクラブでのアルバイト経験を理由に内定を取り消されたとして、地位確認を求めた訴訟です。
日本テレビは当初争う姿勢を見せてました。
日本テレビ広報IRでは「本件は民事裁判で係争中の事案であり、当社の主張は裁判を通じて明らかにさせていただきます」
日刊スポーツ
訴訟の第1回口頭弁論に日本テレビ側の代理人は出廷しませんでしたが、請求棄却を求めており、争う姿勢を示しています。
ですが、職業批判では?と世間からの批判を浴びました。
日テレは笹崎さんのホステス歴を理由に「アナウンサーの仕事は高度の清廉性が求められる」「自己紹介シートにクラブのアルバイト歴を記載しておらず、虚偽の申告をした」という理由で内定を取り消し。この明らかな職業差別にはマスコミや銀座のクラブ関係者ばかりか、同じ民放のフジテレビまでもが公然と番組内や社長会見で「フジなら入社させる」と日テレを批判していた。
日刊ゲンダイ
その後、第2回口頭弁論前に日本テレビと笹崎里菜さんは東京地裁で和解が成立しました。
日本テレビが笹崎里菜さんを「アナウンス部に配属予定の内定者」に戻すとの内容で、4月に入社することになります。
このようなことがあるとお互いにきまずくなりますね。
詳しくはこちらをご覧ください。
この裁判の一件はこれからずっと日本テレビで勤務していく上でつきまとっていきます。
笹崎里菜 異例づくしの入社式
笹崎里菜さんの入社式は異例づくしでした。
- 芸能人がサプライズで新入社員の激励に訪れる恒例の目玉企画があるが、無し
- 新入社員による野外での記念写真撮影も取りやめ
- 社会人としての決意を表明する新入社員の代表あいさつは、アナウンス部門の女性が行うことが通例だが、男性が担当
- 毎年、式前には敷地内の屋外で新入社員による記念撮影を行っていたが、室内で行った
入社前からこんなに有名になった女子アナは笹崎里菜さんだけではないでしょうか。
そのため、殺到した報道陣との混乱を避けるために、異例の厳戒態勢が敷かれてます。
内定取り消し騒動から、晴れて念願のアナウンサーへの第一歩を歩み出した笹崎さん。同局は騒動の余波に配慮してか、異例づくしの入社式となった。
産経新聞
笹崎里菜さんは広報・IR部を通して
日本テレビの一員として会社に貢献できるよう努力する所存です
と発表してます。
笹崎里菜さんはせっかく念願叶い日本テレビに入社したものの、この入社式は晴々とした気持ちだったのでしょうか。
笹崎里菜の退職理由[2]
笹崎里菜の初仕事
笹崎里菜さんの初仕事は東京・東新橋の日本テレビで行われた夏イベント「超☆汐留パラダイス!-2015 SUMMER-」(7月25日~8月30日)のキックオフ会見で進行を務める、ということです。
このイベントで入社以来、初めて報道陣の前に登場しました。
入社後も笹崎里菜さんは注目されていたのでとても緊張された事でしょう。
「最初はアナウンス部に入るのも緊張しましたが、最近は先輩と関わる機会が増えたので仲良くなれたらいいな」
と、笑顔で話していたそうです。
この時点では退社の考えどころか、これからの輝かしい未来を思い描いていたのではないでしょうか。
笹崎里菜は特別扱い
前代未聞の入社を果たした笹崎里菜さんへのインタビューは常に役員や広報が同席するなどして単独インタビューは制限されていました。
ですが入社して3ヶ月頃からは単独インタビュー解禁になってきたようです。
「以前、別のスポーツ紙のインタビューを受けた際には、同期入社の平松修造アナ、尾崎里紗アナと一緒で、周囲には役員やら広報担当者らが集まり、緊張した雰囲気だったという。特に笹崎アナの発言に周囲が神経質になっていたというが、単独インタビューが解禁されたということは、以前のまるで“腫れ物”に触るような扱いが緩和されたようだ」(日テレ関係者)
日刊サイゾー
ただし仕事の面では同期入社の尾崎アナと平松アナは9月から初レギュラーを、平日早朝の情報番組『ZIP!』で全国各地を取材する“フィールドキャスター”を担当。
笹崎里菜さんは日曜朝の情報番組『シューイチ』で、初レギュラーを務めます。
ただでさえ注目度が高いだけに、万が一スキャンダルが出た時のことを考え、週1回出演のレギュラーにしたようです。
そして笹崎里菜さんはこの当時、ベテランの豊田順子アナが“お目付け役”として一緒に帰路に着くなど、いまだに上層部が厳しく目を光らせていました。
初レギュラーも新人のアナウンサー3人をそれぞれ振り分けるのではなく、笹崎里菜さんとほかの2人を分けた形になってます。
会社から不当な扱いを受けている、と感じていたのではないでしょうか。
笹崎里菜の和解条件
笹崎里菜さんは法廷での和解条件に
- この訴訟の影響で不平等を受けないよう、日本テレビに確認
- 仮に不平等が起きて笹崎里菜さんが局内のコンプライアンス部門などに訴えた場合、同局が改善する
というものが入っています。
つまりは、笹崎里菜さんが仕事環境に不満があった場合、改善させることができるというもので、受け入れた側は、ちょっとした爆弾を抱えたようにもとれる話です。
そのため、会社内で笹崎里菜さんを積極的に使いたい、というという人はいなかったようです。
“何かあれば弁護士を立てて争ってくるような人”というイメージから、説教しただけで“パワハラ”とか言われそうで怖い
表向きは歓迎のフリでしたが、社内ではこのようなものだったようです。
笹崎里菜と有吉と加藤
2015年10月4日放送の『DASHでイッテQ!行列のできるしゃべくり日テレ系人気番組No.1決定戦』(日本テレビ系)で、笹崎アナ里菜さん自ら、自身のキャッチフレーズとなるあだ名を有吉弘行さんにリクエストしました。
有吉さんはしばらく考えた後
「……“はれもの”ですね!」
スタジオは大爆笑、笹崎里奈さんも
「日本テレビのはれものアナウンサー笹崎里菜です」
と嬉しそうに自己紹介しました。
笹崎里奈さんは自分があまり世間から受け入れられていない、と感じていたところだったにで有吉さんが笑いに変えてくれてホッとしたと思われます。
2018年10月12日また、夏休み中の水卜麻美アナウンサーの代打として、笹崎里菜アナが『スッキリ』(日本テレビ系)に登場した時のことです。
メインMCの極楽とんぼ・加藤浩次さんを何度も褒めちぎっていたところ、加藤さんに
「夜の商売やりすぎじゃない?」
とツッコまれました。
笹崎里奈さんも「もう、やってないです!」と苦笑いしていました。
やはり、裁判、ホステス、が心象深いですね。
笹崎里菜の退職理由[3]
笹崎里菜の担当番組
入社後数カ月で日曜朝の情報番組『シューイチ』のレギュラーに起用されましたが、週に一度のレギュラー。
その後も『ヒルナンデス!』や『情報ライブ ミヤネ屋』のニュースコーナーを担当するなどでしたが入社以来、笹崎里奈さんは〝日陰アナ〟一直線でした。
通常はフリーアナが出演するような早朝4時の番組や数分程度のニュースに出演し、ほかはナレーションやBSの天気など、おおよそマトモな出番はありません。
「たまに長時間出ているときは、だいたいが休みアナの代理。自分の担当番組を持たせてもらえなかったのです」
笹崎里菜の初MC番組 バゲット
なかなか、番組を任せてもらえなかった笹崎里菜さんが2022年10月同期の尾崎里紗さんが産休のため、後を引き継ぐ形で新MCに就任しました。
バゲットのMC後任をプロデューサーから伝えられた時、人目も憚らず号泣して喜んでいたそうです。
これまでの苦労が実った…と思われたのでしょうね。
しかし、その喜びは束の間のことでした。
MCに就いてからの約1か月後、念願叶った番組が打ち切りになってしまうのです。
「彼女は、自らの口で番組が来年(2023年)3月で終わることを発表。目は涙いっぱいで唇もふるえていました」
(テレビ制作関係者)
笹崎里菜さんの起用は番組の幕引き要員としてでした。
日本局が笹崎里菜さんを大事にしているのであれば、そのような扱いはしないのでは……と考えるのは自然ではないのでしょうか。
笹崎里菜の退職理由[4]
笹崎里菜は冷遇されていた
番組が打ち切りになっても笹崎里菜さんに次のポストが用意されていれば問題ありませんが、笹崎里菜さんの仕事は、4月から始まった情報番組『DayDay.』のナレーションや深夜の『夜バケット』のコーナー担当、ニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」への出演くらいでした。
この頃からネット上では
局から干されているのでは
入社時の裁判のことをまだ根に持ってる人がいるんじゃないか
笹崎アナ、負けずにがんばってほしい
といった同情の声も聞こえてきていました。
あからさまな会社からの冷遇に笹崎里奈さんは退社を考えていたと思われます。
笹崎里菜 退社
笹崎里菜さんは2023年11月13日に退社することを発表します。
日本テレビで経験できたことは何物にも代えがたい財産です。関わってくださったすべての方に感謝の気持ちしかありません。寂しい気持ちもありますが、ここで得た経験や愛情を胸に次のステップに進みたいと思います
スポニチ
この発表は日本テレビを通じて発表されましたが、日本テレビは「退社後のことに関してはお答えしておりません」としています。
次のステップ、というのは裁判やホステスのことなど、気にしなくて良い場所へ行きたい、ということかもしれませんね。
笹崎里菜の退職理由
笹崎里菜 結婚
KAT-TONの中丸雄一さんと結婚された笹崎里菜さん。
寿退社というものはよくある話ですね。
ただ、裁判を起こしてまでアナウンサーにこだわり、日本テレビに入社したのに退職、というのは解せません。
実際に結婚しても退社せずにアナウンサーを続けている方は多くいらっしゃるのですから。
まとめ
笹崎里菜さんの退社理由は結婚のため、ということより、会社からの冷遇によるものだと思われます。
裁判を起こし和解して入社しましたが、会社ではずっと針のむしろだったのではないでしょうか。
因縁ある会社にしがみつくよりも、結婚して新たな生きやすい場所を求めたのでしょうね。
これから、新しい家庭を築き幸せへのステップに進まれることを応援します。